花巻東高校・中先生への支援活動
1、花巻東高校理事会は、1月31日に中順子教諭に対して、3ヶ月無給
 の停職処分を言い渡しました。処分した主な理由として「引率した修学
 旅行に遅刻したこと」をあげていますが、本人は謝罪し反省をしていまし
 た。それに対し、理事会側は指導や注意を一度も行わないまま、今回の
 処分を一方的にしてきたのです。
2、公立学校の懲戒事例から見ても到底考えられないこの重い処分に対
 して、中先生は処分の撤回(無効)を求めて盛岡地方裁判所へ提訴しま
 した。
3、救援会岩手県本部は、「花巻東高校・中先生を支援する会」の支援要
 請を受け、調査の上この事件の支援を決定しました。
4、現在、盛岡地裁宛の「公正な裁判を求める要請書」活動に取り組んでい
 ます。
4月14日、中先生裁判第六回口頭弁論ひらかる
 中先生裁判第6回口頭弁論が、盛岡地方裁判所で開かれました。当日
は、佐藤信衛先生・伊藤学年長(当時)の各証人調べが行われ、弁護団
(菅原、佐々木、小笠原各弁護士)、私教連や国民救援会県本部など十
数名の支援団体も傍聴しました。

中先生の裁判、結審近づく!
 6月22日(火)、中先生の裁判が結審し、7月14日(水)11時から盛岡
地方裁判所で、判決が言い渡されます。 
 この間、裁判所から和解の提示がありました。 裁判長から聞いた和解
内容は、以下の通りです。
 「懲戒処分は撤回し、3カ月の未払い(調整手当含む)給与について支給
するように求めた。夏期一時金で削減された分も回復させねばならない。ま
た、学校側には、円満な労使関係を早期に構築するとともに、和解以前の
事由をもって中先生に対する不利益処分を行わないように求めた。中先生
の早期の名誉回復を図りながら、花巻東高校で健全な教育活動が実践で
きるようにしたい」と言うものでした。 しかし、残念なことに理事会はこの和
解案を拒否しました。
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