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盛岡精神病院従業員組合闘争争議解決激励集会ひらかる!


                 この事件は、盛岡精神病院で3年半前の2005年5月28日に前院長が亡く
               なったことをきっかけに、経営を引き継いだ義妹の小泉幸子氏が、労働組合及
               び組合役員等を嫌悪し、病院から排除するために、団体交渉の拒否、組合から
               の脱退強要、労働組合への支配介入の不当労働行為を行い、35人もの労働
               組合員を解雇し、その影響などで更に15人が離職を余儀なくされた(職員125
               名中50名が離職)、不当労働行為・不当解雇事件です。
                 個人病院の廃止と開設を使い分け、解雇と不採用によって、組合役員などを
               中心に職員を選別、給食職員には面接もせず、委託会社への応募を強要する
               など、組合つぶしと病院経営の合理化を狙った、極めて悪質な事件です。
                 県内はもとより全国各地の集会や組合へ支援要請オルグや物資販売にも駆
               け回り、物心両面の支援を支えに解雇の不当性を訴え、この争議を最後までた
               たかい抜きました。 こうした団結したねばり強い闘いがあったからこそ、退職金
               の満額支払いを勝ち得たことをはじめ、県労働委員会・中央労働委員会から勝
               利命令を出させ、「取消訴訟」を取り下げさせ、他の事件にも影響を与える意義あ
               る「中労委命令」を判例として確定させることができたこと、仙台高裁で高額な解
               決金の支払いを余儀なくさせ、一審の不当判決を事実上無効にする和解による
               争議の一括解決を切り開いたこと、この闘いを通じて、小泉幸子氏の行った行
               為が、正義に反する不当なものであったことを、広く社会的に明らかにすることが
               できました。
                 争議解決の激励集会は、こうした成果と教訓を明らかにしつつ、盛岡精神従業
               員組合の団結と前途に対して大きな励ましとなるものでした。