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       台風10号被災の会員を見舞う―岩手県本部・久慈支部

国民救援会岩手県本部の水戸正男会長と大野秀事務局長は9月16日、830日の台風10号で甚大な被害を受けた岩手県久慈市内の国民救援会員を訪れ、被災を見舞うとともに県本部からの義援金を届けました。

久慈市内に入る河川の路肩や道路の損壊の激しさ、市内の道路脇には「かなり処分した後だ」というものの畳や台所用品、泥の入った袋などが置かれ、台風の爪痕の凄さが残されていました。

救援会員の被災は、床上浸水4件、床下浸水1件でした。市中心部で理容業を営んでいた田中浩子さんの店舗は、床上1・7bまで浸水して理容器具は使用不能となり、2階で生活しています。また、住宅街の会員は「床上20aと言っても、泥が上がったのですべて取り換えです」と話していました。見舞の活動には、久慈支部の清川洋会長、佐々木良二さん、小田島功朗さんも同行しました。被災した会員は、「川からの増水は初めてでびっくりした。後片付けが大変です」「見舞いをいただき、励まされました」「みんなと力を合わせて復興に頑張ります」とそれぞれ応えました。




久慈市内は、台風がもたらした豪雨で久慈川があふれ、久慈駅前を含めた商店街や住宅街が1〜2bを超える浸水となりました。死亡者1名、建物被害は1888件、内訳は全壊20件、大規模半壊175件、床上浸水1158件、床下浸水535件です。

市の発表(9月6日現在)によると、被害額は66億1276万円で、内訳は商工関係が30億5444万円、道路関係が23億9千万円、水産関係が4億806万円、林業関係が3億5444万円、公園関係が2億1800万円、河川関係が6千万円、漁港関係は5300万円、観光関係が1750万円で、今後の調査でさらに被害額は増大し、東日本大震災の被害額310億9015万円を上回るか匹敵する規模に膨らみそうだと見られています。